【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第18章 師範たちの過去
「……帰すんですか?」
老婆を指さし聞いた事の無い低い声で
話すを振り返ると
見たことも無い顔をしていた。
義『うわ。お前なんて顔してんだよ!?』
ああ、可愛い顔が台無しだよ。と
抱きしめて撫でてやる。
の目には生気が無く
顔は人形の様に無表情だ。
駆けていく老婆の背中を
そのままじっと見つめている。
義『ちゃんと我慢したな。ありがとう。
偉いからとりあえず落ち着け、な??
そんな怒ることじゃねぇよ。』
察しの良いは会話だけで
色々と分かってしまったんだろう。
しかし、必死に止める義慈と
結局手を出さなかった柚樹の手前
我慢するしか無かったのだ。
何とか収めようとしていたら
一種の暴走モードの様な状態に
なってしまったのだろう。
「はらわたが…煮えくり返りそうです。」
無表情から一変、老婆が扉を閉めた途端
怒りを露にしてギリギリと睨み付ける。
義『…まて、おい!!
落ち着け………柚樹っ!手伝えっ!!』
抱き締めたまま押さえつけているが
1人では到底耐えられそうにない。
尋常ではない怒りに
柚樹も冷や汗をかく。
柚『………!!!?
…何ですか、これはっ!!』
バチバチとを取り囲む
オーラは抱き締めている義慈を
傷つけはじめる。
そして、唸るような殺気が
部屋いっぱいに充満する。
抱き留めている義慈の腕は
もう血だらけになっていた。
柚樹も何とかそれの中へ飛び込み
施設の外へと2人がかりで運び出す。