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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第18章 師範たちの過去



『何時でも遊びに来てください。
柚樹坊っちゃまなら、大歓迎でございます。』

柚『ありがとう。』

『まあ次は 忌み子 を
連れてこないで頂けると有難いですね。』


その言葉に隣に居た義慈が
ピクリと、揺れる。

そして直ぐに後ろから ひっ!という
小さな悲鳴が聞こえた。


柚『………お待ちなさい。
その考えは捨てろと言ったはずですよ?』


その姿を見て慌てて義慈が
柚樹に駆け寄る。


義『おい、柚樹落ち着け。
怒らないでいいから、な??』


そう言って柚樹の手に触れると
老婆が鬼の様な形相で義慈を睨み
叫び始めた。

『桐生の名の者に触れるなっ!!!
忌々しい忌み子が!!穢れていることを
恥もせず、のうのうと生きおってっ!!
名を返せ!!お前が桐生を名乗る間、
桐生は復興せんのだっ!!!!!!』



義『んな事言われてもなぁ。
返したくても無理なんだよ。
すまねぇな婆さん。』

散々言われているのに
まあまあ、と怒りもせず宥める義慈。

むしろ柚樹の方が
もう限界な様で抑えている義慈の手は
ギリギリと血管が浮き上がっている。


柚『離しなさい義慈!!』

義『ダメだ。手出すな!!
この人は悪くねぇ。我慢しろ柚樹。』

柚『だから嫌いだこの名前はっ!!』

『坊っちゃま!!なんてことを!』

義『大丈夫、柚樹。大丈夫だから、な?
とりあえず襟元離してやれ。頼むから。』

そう優しく諭すと
溜息をつき老婆をパッと
離しギロリ睨みつける。


柚『桐生家が復興しないのは
まともな人間が居ないからでしょう?

義慈に苗字を与えたえたのは父です。
最後まで父が大切に守っていた義慈に
忌み子 など言うのは、貴方が尊敬する
父に対しても侮辱ですよ。』

目障りです、消えてください。と
冷たい声で言い放つと、
老婆はバタバタと逃げるように去っていく。

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