【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第17章 それぞれの鍛錬
しかし、その姿にも問題はある。
「どうしようかなぁ…
怒るべきか…褒めるべきか。」
結局当初の課題は杏寿郎意外出来てない。
任務放棄だと怒るべきか…。
ひとつに的を絞りひとつでも
完璧な成果を残したことを褒めてやるべきか。
「どっちだこれ。」
実際最どちらが良いのだろうか。
もし上弦の鬼が3体現れてそれぞれに
役目として付与されたら。
放棄して良い訳がない、
そもそもさせてくれる訳もない。
1人で戦わなくてはならない。
例え隣で仲間が倒れようとも、自分の
役割は果たさなくてはならない。
けれど個人だと20%の確率が
1人に絞れば90%まで上がるとしたら?
状況的に許されるなら
自分ならそちらをとるだろう。
けれどそれが許される事って
果たしてあるのだろうか??
自分はそれを理想にしてきたが
それは無責任なのだろうか…。
思わぬ所で心が揺れる。
まさか穴掘りをさせたら
自分の根っこの信念まで
掘り起こされるとは、なんとも笑えない。
「どっちだろう………。」
必死でラストスパートをかける
3人を見ながらポソりと呟く。
「うん、けどそうだなぁ。
もし私なら全部の穴皆で完璧にするかな?」
そう言って笑う顔は
先程と違い明るいいつもの顔だ。