【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第17章 それぞれの鍛錬
「にしても杏寿郎はある意味すごいなぁ。
変に考え込むよりは良いけど、
あれじゃぁ何の意味もないぞ……。」
しっかり計算する天元としのぶとは逆に
大まか掘ってから整えればいいだろう。と
ガツガツ掘り進める。
掘るのは良いがほった部分が掘った土で
埋まっていく。これでは全く意味が無い。
「天元はちょっと優しすぎるなぁ…。
自分の間に合うかな?」
それを見て天元がソワソワしている。
心配なのだろう。手助けは敢えて禁止に
していない。恐らくそれも分かっているので
助けに行くのは時間の問題だろう。
「ふふ、しのぶめっちゃマイペース。
やっぱり今回1番期待できそうだなぁ。」
そんな2人に気づいて居るが
淡々と作業をこなして行く。
あとは オーラを上手く利用して
掘ることが出来れば恐らく1番いい出来に
なるだろう。
「あ、杏寿郎が気がついた。」
自分の後ろを見て よも!? と
やっと気がついたらしい。しかし、
何でこうなったのか分からないため
首を傾げて考えている。
「あらら、自分のほおり投げちゃったよ。」
おい、ちゃんとしねぇと罰あるんだぞ!!
先に掘るのも良いがせめてバケツ使えっ!
と助けに行く天元。めちゃくちゃ協力体制だ。
このままでは自分が罰を受けるのだが
それは良いんだろうか?
「あれ?しのぶ?」
そんな2人を見て我慢出来なかったのか
あらあら~。災難ですね煉獄さん。と
手伝いに来てしまった。
「杏寿郎って圧倒的に長男属性なのに
あの二人の前だと弟みたいなのよね。」
すまない!!と言いいながらも
ぐちゃぐちゃに掘るものだから
天元がそれをやんわり修正してやり、
大まかな目安をしのぶが掘り進めてやる。
天元としのぶは
完璧主義な所があるのだろう。
なまじ3人で掘っているため作業が早い。
そのため細かい所が気になりだし、
もう少し、もう少しとやめ時が
分からなくなってきている。
「ふ、ふふ、あれじゃぁ。
杏寿郎のだけ完璧になっちゃうよ。」