【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第16章 親友という存在
□喧嘩の後は
「………居たっ!!」
天元の屋敷から救護所への道を
探しているとドボドボと歩くしのぶを見つける。
「しのぶっ!!!」
し『…ぅわぁ!?』
突然飛び出したに
驚き尻もちをつく。
「しのぶ!私!!!」
し『話すことはありませんよ。
よく分かりましたから。』
一瞬驚いたが直ぐに真顔になり
冷たく言い放つとズボンに着いた
土を払いながら立ち去ろうとする。
「待ってよっ!!!」
し『待ちません!!!』
そう言うが腕を掴むの
力の方が強いんだろう、しのぶは
その場から動けない。
「私の気持ち聞いてくれない?」
し『聞きたくありません!!!』
そう言って耳を塞ごうとするが
両手を掴まれてしまって動かせない。
し『羨ましいですよ、が。
私だって、死ぬほど鍛錬してるんです。
でも全然!!全然力がつかないんです!
やっと見つけたと思ったのに!!!!!
私もと一緒に戦えるかもって!
やっと一緒に…っ!!!!』
そう言って泣きじゃくるしのぶを
ぎゅっと抱きしめてやる。
その力は強くてそれにすら嫉妬してしまう。
し『いつもいつも、私は弱いままなのに
はどんどん先に進んでしまう!!
焦ってるんですよ私だって!!!
なのに何で……最善を。
取らせてくれないんですか!!!!』
「こんなこと言ったらきっと
怒られちゃうかもしれないけど。
しのぶが心配だったの。」
そうすると腕の中でジタバタと
暴れ出すがやっぱり力では叶わない。
「強いでしょ?私。
女のくせに強いでしょ?」
そう言う声は少し震えている。
「私もしのぶが羨ましい。
可愛くてちょっと弱いのが
私本当に………羨ましい。」
し『…バカにしてるんですか?』
そう言うが先程の威勢は無い。
何でもできるに
羨ましいなんて思われるとは
思っても見なかったのだろう。