【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第16章 親友という存在
「こんな強くちゃ…。
鬼殺隊以外に行ったら、
気持ち悪がられちゃうよ。」
し『そんな訳ないでしょう!!』
「そうだったの!!ずっと!!
ここに来て師範たちに出会って
しのぶや皆に会って、やっとなの!
やっと強くても良いって思えたの!」
そう言ってまだぎゅっと抱きしめられる。
しのぶの肩が冷たいのはの
涙なのだろう。
「しのぶ一緒に泣いてくれたよね?
嫌うわけ無いじゃないって。
私嬉しかったの、本当に嬉しかったの。」
し『はぁ、珍しく論点ズレズレですよ?』
最早論点もクソもない様子に
仕方ないな。背中を叩いてやる。
「カナエさんに言われたの。
たまには相手のことを考えないで
言いたいことそのまま伝えろって。」
し『言いたいことがそれですか?』
そう言うと 違う!!と
今度を肩を持たれて真っ直ぐ目を見る。
「ごめんなさいしのぶ。
私はしのぶが強くなったら、
戦って死んじゃうんじゃないかって
大好き過ぎて不安になっちゃったの!」
し『ほら、
強くなるのが嫌なんじゃないですか。』
「違う!!毒を使って
強くなるのが嫌なの!!」
し『何でですか!私にも覚悟があります!
意地もあります!何でそれを否定すんですか!』
「じゃあ、毒の耐性を付けると
聞いた時何を思ったの?」
し『毒を体内に取り込めたら
自分の身体…………っ、!!』
______________スパンっ!!
「それが覚悟なの?」
しのぶに平手打ちをして
冷たくそう聞く。
し『すぐにはやりません。
ちゃんと研究して、それから。』
一方しのぶも意思は硬いらしく
睨みつけながらそう呟く。
「毒を持って毒を制す。
その言葉を勘違いしてるよね?」
し『…………。』
「毒に毒をぶつける。それで
打ち消し合うことがあるから
その言葉が生まれたの。
使い方間違えたらただの自害だよ。」
し『けど、それが!!』
「それが何よ!!
大切な友達の自害なんて
死んでも見たくないわっ!!」
し『……じゃあ。
どうすれば良いんですか!?
私は強くなれませんっ!!
何かなくちゃ、強くなれませんっ!』
そう言って怒りながらも
ポロポロと泣き出す。