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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第16章 親友という存在



人と距離を保ちがちな
にとって、これが
初めての友達との喧嘩だった。


カ『ここで言っても仕方ないでしょ?
くノ一に教えを乞うと言った時にこうなると、
あなたは思ってた。違いますか?』


それにコクリと頷く。
分かっていた、しのぶに最善なのが毒なのも
それに気付くのが早い方が良い事も。

他に学ぶ事は確実にあるが
1番興味を示すことも分かっていた。

寄り添ってあんな考え方にならないように
自分が着いていようとも思っていた。

けれどどうしても
あの最後がチラついたのだ。


カ『察しが良すぎるのも辛いですね。
ほら、早く行ってあげなさい。
たまには相手を考えず素直に、
想いのまま伝えなさい。』


そう言って背中を叩かれ
涙をグジグジと袖で拭く。


「カナエさん。」

カ『なぁに?』

「私はしのぶに強くなって欲しいけど、
大事な友達なんです、生きて欲しいんです。」


そう言って思い切りかけ出す。


カ『あらあら、速いわねぇ。』

そう言ってもう見えない背中に手を振る。


須『あ…あの私達。』

3人が不安気にこちらを見ている。

カ『ふふ、気にしないであげて?
ただの子供の喧嘩よ。ちょっと内容が
重たいだけ。』

そうやって笑うが
当たり前に顔は冴えない。

カ『大丈夫大丈夫。
あの二人お互いに初めての
お友達なのよ。』

雛『そうなんですか?』

カ『そうよー、しのぶも私にばかり
着いて回って友達居なかったのよ?
ちゃんは貴方見たいな
感じだったしねぇ。』

そんな事を言われ想像できないな
と首を傾げる3人。

カ『休憩しましょ?
1時間もすれば多分戻ってくるわ。』

そう言って3人の背を押して
中へと連れていく。


カ『大丈夫、2人とも可愛いものー!』


須『ふふ、確かにかわいい!!』
ま『理屈になってないわ。』

雛『大丈夫よ、本当はお互いが
大好きなんだから。』



4人はそんなやり取りをして
お茶を飲むことにした。



カ『(しのぶを心配してくてれて、
ありがとうねちゃん。)』


立場的にできない事をしてくれた
優しいに、そっと
心の中でお礼を言うカナエだった。




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