• テキストサイズ

【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第16章 親友という存在



カ『甘さと覚悟を履き違えましたね!!
貴方は頭では分かっているでしょう!!
それが最善なのです!!』

「分かってても、まだ他に何かっ!!!」

カ『無いと分かっているから!!
貴方でもそんなに動揺してるんでしょう!!
自分がどれだけ戦略や人の向き不向きに
敏感か、自覚が無いわけじありませんよね!!』


御館様にまで認められるその才能
人を見る目、それがあることは
カナエにはよく分かっていた。

しのぶには毒を使った戦法が1番良いと
そう感ずいたからこそここまで
動揺してしまっているんだろう。
そしてそれが危ないと気づいている。
カナエにはそこまで
分かってしまったのだ。


それを聞き顔を赤くしたは
悔しかったのか怒り任せに怒鳴り散らす。


「頭の良いしのぶが毒を使ったら
強くなるなんて分かってますよ!!
動きが速いけど、力が無いなら
不可抗力を付けるのが1番いい!!
それ以上に向いてる物なん………っ!!!」

カ『前を向きなさい!!
今のを聞いてしのぶがどう思ったのか!!』

思わず口をついてしまった、と
思うがもう遅い、言葉はしのぶにも
届いてしまったのだろ。

顔を上げようと思うが、あげられない。
すると、ポツリと静かな声が響いた。


し『は私が強くなるのが嫌なんですか?』



「違うっ!私は………っ!!」

その言葉に否定して顔を上げるが
しのぶの顔を見て固まってしまう。

ホロホロと涙を流したしのぶは
絶望の淵に立たされた様な顔をしていたからだ。

すると、その顔はどんどんと赤みを増し
怒りへと変化していく。


し『…いいですよねは。
皆に認められるほど強くて!!!
頭も良くて!!それでも何時も対等で
向き合ってくれてると思ってました!!!』


「しのぶ、聞いて違うのっ!!!」


し『何が違うんですか!!!
あなたの頭では分かっていたんでしょう!!
そんなに私が頭が弱そうに見えますか!?
毒を使ったら死ぬとでも!?
友達なら私の覚悟!!バカにしないですよね!!』

涙を流しながらそう言うと
これお借りします。とポソリと言って
しのぶは走り去ってしまった。

「違うのしのぶ……。
怖かっただけなの、大切な友達だから。
出来たら普通に戦って欲しかったの。」

そう言ってペタリと座って
呆然と涙を流す。
/ 1763ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp