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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第16章 親友という存在




「小さい頃からの教えだもの、
簡単には変えられないと思うけど。
人と関わると、人間ってビックリするくらい
変わってどんどん強くなるんだよ?」

天元もそれに気づいて欲しくて
3人を連れてきたんじゃないかな?
駒なら要らないはずよ?

そう言ってやれば、
3人よく似た顔で目を丸くする。

連れていかれるのが当たり前すぎて
なんの疑問も持っていなかったのだ。


雛『駒…なら要らない…ですか。』
須『…私達のこと思ってくれたのかな?』
ま『……分からないけど確かに駒なら
足でまといだったはずよね…………。』

そんな事を呟くものだから
それを見て優しく微笑んでやる。

「皆もう私達の仲間なんだよ。
誰も駒なんて思いやしない。
生きてるだけで充分なの。」


何時か自分が言われた言葉を
そっと送ってやる。

涙を流す須磨。
そんなことがと眉を顰めるまきを。
その2人を眺めて微笑む雛鶴。
反応は違えど何か心に響いたようだ。


「くノ一としての技術や知識に罪はない。
それは3人が努力して掴んだ
かけがえのない宝だよ。」

ま『……宝…ですか。』

「要は使い方。
私達は貴方達の宝物を
分けてもらいに来たんだよ。」


否定せず包み込むような言葉に
どんどん心が解されていく。


「そうだなぁ、天元の事を考えたら
分かりやすいんじゃないかな?」

そう言われ最近の天元を
思い出しているのだろう。
それぞれポツリポツリと呟き出す。


雛『とても楽しそうですね。』
須『けど、私達をみるとき
何時もちょっと悲しそうな顔する。 』
ま『お前らも仲間なんだって
この前わざわざ言ってたわ。』


「天元は3人に
自分を大切にして欲しいんだよ。」


そう言うと、今度は3人揃って
ポロポロと涙を流す。

雛『そしたら私達の意味が…。』
ま『そうよ、守るために居るのに。』
須『難しくて分かりません………。』


カ『ふふ、本当にそっくりですね。』

そう言ってカナエは
3人を後ろからぎゅっと抱きしめやる。

し『何でそんなこと思うんですかっ!』

そう言いながらそちらに
駆け寄るしのぶは貰い泣きをしている。

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