【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第16章 親友という存在
し『あの、。』
「ん?なに?」
し『私の身体です。
私が1番よく知ってます。』
「うん。」
し『恐らくですが、
私は鬼の頸が切れるようには
ずっとならないと思います。』
しのぶの事だ。冷静に分析して
そう思ったのだろう。
し『それで鬼殺隊に入隊など、
出来るのでしょうか………。』
そう言って膝の上で拳を握る。
悔しいのだろう。頭が良い分、
冷静分かってしまうどうしようも無い事実に
きっと今ズタボロになっているのだ。
「…しのぶ?何も
刀と自分の力で切らなくても
良いんじゃないかな?」
カ『…え?』
し『それは、どういう……。』
毒を使って将来柱となるしのぶを
知っているだったが、
出来たらその前に一つだけ提示してみたかった。
本で見たしのぶの最後は
何とも儚くも美しく、同じ女性でも
かっこいいと思えるほど見事だったが
目の前の大好きな友達にそれ以外の選択肢を
どうしても与えたかった。
「力が無いなら
他の物で増幅させるの。」
し『他の物で増幅させる?』
カ『なるほどぉ、手小の原理ね。』
流石はカナエ。
直ぐに理解したようだ。
「増幅させるだとちょっと違うか。
…力が無いなら
付属して作り出せばいいのよ。」
し『作り出す……ですか?』
しのぶはまだ分からかないと
首を傾げる。
「遠心力何て良い例だよ。
ぐるぐる回せば力は倍増する。」
例えば……
本来1の力しかない斧でも、
遠心力でそれが3になるなら
4の敵は倒せる。
それに手小の原理や体重その他を
乗せていけばそれは10にだってなる。
し『なるほど、その手がありましたか。』
「それに切らなくても
拘束して太陽で焼けばいいよ!!」
実弥なんてそれで1年やってたのよ?
とケラケラ笑いだし出す。
し『ま、まあそれは特殊でしょう。』
そう言いつつも
あまりの暴論につい笑ってしまう。
「まあ、今のは冗談だけどさ。
あながち見当違いではないと思うの。」
大事なのは諦めないど根性。
そうだと思わない?
肩を持って真っ直ぐな目でそう言われ
はい!と答えるしのぶの顔は
もう先程の様に暗くない。