【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第15章 教え子ができました。
杏『は凄いのだな。
俺にはそんな事…1人では到底わからん。』
「私も分かんなかったよ?
教えてもらうのが2人より早かっただけ。」
そう言って笑う顔は
繊細で触ったら壊れてしまいそうだった。
「例えば同じタイプが2人でも
お互いが強ければ火力なんて
いくらでも上がると思わない?」
宇『確かに。要は強くなれば
後は相手を思うだけってことだな。』
杏『うむ!単純で良い!!強くなるぞ!!』
「ふふ、そうそう。
天元、初めうちワザと地面を蹴って避けて
間合いを測ってたでしょ?」
宇『……気づいてたのか。』
天元は初めのうち
ザッとワザと足を地に付け避けていた。
「その慎重さは素晴らしいと思うよ。
杏寿郎の間合いも考えての事でしょ?」
杏寿郎が切りかかれる間合いと
の言っていた攻撃範囲を
総合して天元は計算していたのだ。
宇『…う、まあな。////』
杏『そこまで考えてくれていたのか!!』
まさかの事実に面食らう杏寿郎。
天元は褒められて照れくさいのか
フイッとそっぽを向いて頭をかく。
「杏寿郎、私がわざとやった癖3つ。
早いうちから見つけられてたよね?」
杏『うむ!!
攻撃を避ける際の左足!!
右の蹴りに移る時の左手!!
それから構えの際の手の高さによる死角!!』
宇『……そんなとこ見てたのか。』
「うん、大正解。
力押しをするなら相手の癖を見切るのは
とても重要になってくる。
観察眼が養われてる証拠だね。」
杏『よ、よもや!!まだまだだがな!!』
こちらもこちらで照れくさいのだろう
謙遜するが何とも嬉しそうだ。