【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第15章 教え子ができました。
杏『ふむ!信じるというのは
色々な形があるのだな !!深い!』
「そうだよ、その場に応じて
自分の最も力の出せるやり方で戦うのが
最優先事項。」
宇『人によって力の方向性は違うからな。』
そう言うとうーんと少し考えて
杏寿郎が困り顔で聞いてくる。
杏『もし相性の合わない場合はどうする?』
今回は杏寿郎が特攻タイプ。
宇髄がサポートタイプでとても相性が良かったが
同じタイプの場合どうするんだろう。と
疑問に思っているのだろう。
宇髄もそれを聞いて確かに。と考え込む。
「理想はどちらも出来ること。」
杏『うむ、しかし気質というものがあるだろう。』
宇『そうだな、無理に変えたら良さを消しちまう。』
「鍛錬はその為にあるんだよ。」
そう言ってやるがどうにも腑に落ちないらしい。
「私言ったでしょ?
悔しいなら歩み寄れ、
気に入らないなら包み込めって。」
何事にも限界や向き不向きはある。
それは今回の手合わせで
痛いほど分かったんじゃない?
そう言うと、2人とも苦そうな顔をする。
それを見て優しく笑うと
2人にわかって欲しいと考えを伝える。
「出来なくて悔しいなら
歩み寄って教えを乞えばいい。」
杏『そうか、聞けばいいのか。』
素直な杏寿郎なら必要な事は
聞いて学ぶことが出来るだろう。
それに気が付くだけで、考え方は
きっと柔軟に変えていける。
「何かが気に入らないなら
それを理解することから始めるの。」
宇『相手を理解する…か。』
優しい天元ならきっと他人を否定しない。
ならば後は歩み寄るだけだ。
「それは自分が変わることでも
良さを消すことでもないんだよ?」
仲間はその為に居るし
相性なんて大した問題じゃない。
その言葉にはそんな気持ちがこもっている。