第15章 教え子ができました。

柚『さぁ、帰りますよ。』
義『おら、今日は泊まってけ。』


頃合を見計らった様に2人が現れ
ひょいっと、杏寿郎と天元をそれぞれ担ぐ。



義『お前でけぇな。重っ！！』
宇『う、すいません…。』


柚『杏寿郎君は大きくなりましたね。』
杏『幼い頃を知っているのか！？』

お父様と僕達は鬼殺隊同期だからね。
小さい頃に何度も合ってるんだよ。
そう言いながらヨシヨシと、頭を撫でてやる。



杏『こ、子供ではないから…
やめて頂きたいっ！！！/////』

宇『お？男色の気ないじゃねぇのか？
なに頬染めてんだ？？』

杏『う、宇髄っっ！！/////』

柚『残念だけど僕、男色の気は
全くないんだよ、ごめんね？』

杏『よ、よもや、そうでわなく…。』

宇『ふはははっ！！振られてやんの！！』

義『ガハハっ！！賑やかでいいな！
失恋祝いにパーッとやるか！！！！』



そんな4人の姿を見て
は立ち止まる。


「私、覚悟しました。」


真剣な声でそんなことを言う。


杏 宇『『………なんだ？』』

柚 義『『………。（いつものか。）』』


「世間の風当たりが強くても、
私は変わらず皆が大好きですよ！！！」


グッと拳を握り
応援してます！とキラキラと瞳を輝かせる。



杏 宇『『 勘違いしてるよなぁ！？』』


柚 義『『（最早は男色好きなんじゃ…。）』』


やめろ！違う！！と否定するが
大丈夫だよ。といい笑顔を返される。


にとって皆が幸せなら何だっていいのだ。


5人はその後と騒がしく
ゆっくりと帰路に着くのだった。