第15章 教え子ができました。

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1・武器は使わない、体のみで戦う敵

2・敵の攻撃範囲は約1m

3・死角は2点 左後ろと右後ろ
（正し向きは変えられるので
気配を悟られたら終わり。）

4・右の拳を放つ際左が鼻辺りの高さまで
ガードで上がる癖がある。

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最後はなりのサービスである。


「その他3点ほど ワザと 癖をつけて
攻撃防御を行うのでそれを確実に見抜き
作戦に使用すること。」


宇 杏『『はい。』』


「ではこれより5分間作戦時間とする。
5分間以内であれば奇襲は可能。いつでもおいで。」


そう言って広い中庭のど真ん中に胡座をかく。

それを見て2人はサッと身を隠す。



柚『これは意外だね。』
義『あいつ指導者向きのタイプなんだな。』


人に慕われ動かす人物には
大まかに2つのタイプがある。



1つは、優しさを持って心を溶かし
そっと寄り添い自然と同一の目的を意識させ
連帯感を高め個人をゆっくり染めていく
穏健派のタイプ。組織のために命をかけられる
忠実な人間が育ちやすい。



大きな組織を指揮したり、
人を動かすのが得意で
慈悲深いが時には組織の連帯感を優先し
見切りをつけられる目的意識の強い人間が多い。

そのため優秀な組織を作り上げることが得意だ。


産屋敷耀哉 はその代表格だろう。



2つ目は、情に強く、叱咤罵倒を持って
自分を崇拝させてしまう攻撃的なタイプ。
個々が独立して考える人材に育ちやすく
信念の強い人物が育つ事が多い。


共に指導者として先陣に立ち
背中を見せて心を動かすのが得意で
時には組織よりも個人。目的の為でも
一旦引いて再起を測ることがある。
荒々しいが、情深く人の気持ちを
優先する人間が多い。

組織を動かすより個人を育てるのに
向いていて優秀な指導者に多い。


1つ目のタイプだと思っていたが
指導方法からみて
はこちらのタイプらしい。