【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第3章 幼い風との武者修行
黙々と夜の山を歩きながら
今日の鬼狩りを思い出していた。
『(実弥とだと動きやすいんだよなぁ。
なにか、私が気が付かない様に
動きやすくしてくれてるのかな?)』
何なんだろうか、推しパワーか?
と、呑気に考えていると横から心地よい声が
聞こえてきた。
「、一緒に鬼狩ってる時に
俺に何かしてたか? なんつうか…
動きやすいつーか…
何時もより俺、強い気がした。」
その言葉には
うーん、と首を傾げる。
『今ね、同じことを考えてたんだけど、
私の流派のお陰もあるのかもしれない。』
「流派?」
『支心流 って言って、
仲間を支えて強くする流派だよ!
一応剣技だからさっきまでの戦闘で使ってる
認識なかったんだけど、もしかしたら
効果が出てたのかもしれない。』
「なんつぅか、煮えきらねぇ言い方だな。」
『師範には申し訳ないんだけど
まだよく分からなくて…。
それにね、私もなんか動きやすかったの。
だから、実弥のお陰なのかなぁ…て。』
結局よく分からないけどねっ!
と開き直っているをみて
実弥は眉を寄せた。
「お前にとったら俺は足でまといだろォ。」
より明らかに弱い自分。
年下の女に負けるのは情けないが、
事実なのだから仕方がない。
自信なさげに呟くと 何言ってんの?と
当たり前の様には話し出す。
『私は特殊な身体してるから、
強いかもしれないけど、
実践なんてそれこそ経験不足だし、
命の危機も感じたことも無いから、
本当はめちゃくちゃ不安なんだよ、私。』
そんな言葉に驚いて顔を見ると
眉を下げ困ったように笑っていて、
あぁ本当に不安だったんだなぁ。と
何となくそう感じた。