【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第3章 幼い風との武者修行
□強くなれる理由
『鎖で縛り上げろ!!』
「縛ったことないから、頸切る!」
『え、あ、あぁ。』
「鬼さんこちら!!…お陀仏!!」
__________ザシュッ。
サラサラと消えていく鬼を
2人並んで見つめる。
『あっけねぇなァ。』
「私達、鬼さんホイホイだね。」
2人で居ると、出るわ出るわ。
鬼狩りを開始してから約3時間。
既に5体の鬼と戦っていた。
この森なんでこんなに鬼が居るんだ?
『確かに異常なほど鬼がよってくるなァ。
好都合だけどよ。』
「実弥、私といれば血出す必要ないね!」
『引き寄せるまでもねぇからなァ。』
鬼の見つけ方を聞いたところ
こうやるんだ、と腕を切りつけようとした時は
もうそのやり方なのか。と肝を冷やしたが、
といる限りはその必要は無さそうだ。
「私も 稀チィ。 なのかなぁ。
どこも切ってないんだけどな…。」
自分の身体を見回すがやっぱり
かすり傷1つも着いていない。
何かそういう引き寄せる体質なのだろうか。
『分かんねぇけど、用心はしとけよォ。
鬼が寄ってくるのには変わりねぇ。』
ほら行くぞ。と手を引かれ、
暗い山をまた進みだした。
「手なんて引いてくれるの!?
めっちゃ照れるっ!!惚れるっ!」
『ほっ、惚れっ!?うるせぇ!
女なら恥じらいを持て!恥じらいを!!////』
わざとらしく茶化してみると
べしっと乱暴に手を離されてしまった。
不死川実弥 12歳
思春期真っ盛りである。
「さねみん!真っ赤っ!!!
女の子として認識してくれるのか!」
『さねみんはやめろォ!!
いや、どっからどう見ても女だろうが。
何言ってんだァ?』
それを聞き、おお!うれしいっ!!と、
はぴょこぴょこと跳ねて喜んで居たが、
突然眉間に皺をよせて首を傾げた。
「いや、初め出会った時
人とすら思ってくれなかったじゃん。」
純粋に傷ついたので掘り返して話すと
あのなぁ…。とため息を吐かれてしまった。
『…鬼の腕だ首を 素手で 引きちぎってる
何か が女のガキだとは思わねぇだろ!!!』
「うっ、否定できないのが辛い。」
お互いに複雑な気持ちだった
初対面を思い出しながら
2人は山の奥へ奥へと足を進めていく。