【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第14章 天使が運ぶ幸福論
産『うん、分かっているよ。
だから君達には 支心 という
役割に着いてもらう。』
「役職名、 支心 になさったんですね!!」
素敵です!!最高です!!
そうはしゃぐに面食らう。
それと同時に そうか、こいつが変えたのか。
と何となく納得してしまう。
産『君達には戦力保持の為の柱の援護。
そして、更に部隊を強靭にし、目的に近づくため
隊士の育成 を仕切ってもらおうと思っている。』
柚『……御館様。』
義『(この方もに会って変わったのか。)』
2人は御館様を尊敬し敬愛していたものの
目的の為には犠牲を厭わないその姿に
仕方ないと思いつつも心を痛めていた。
支心流の2人にとって守るべきは全ての命。
特攻心の強い鬼殺隊に
疑問が無かったといえば嘘になる。
ずっと柱になる事を断り続けていたのは
それに対する静かな抵抗だった。
産『人を支え、鬼殺隊の心となり、
鬼殺隊を、子供達を守っておくれ…。』
柚 義『『御意。』』
力強く響く返事にはもう迷いがない。
その姿ににこりと微笑むは
自分がもたらした変化の大きさに
気づいていないのだろう。
「えへへ、耀哉様!!
今日の甘味は何でしょうか?」
間抜けに響くその声に2人の拳骨が降って
それを見て御館様の笑い声が響くのは
必然として起こることだろう。
その必然は、呑気に笑うが
悲しいこの世界を簡単にぶち壊してしまう。
そんな望みに近い希望にもよく似ていて
それは妙に真実味が強いものだった。