第14章 天使が運ぶ幸福論

義『……ど、どういう。』

柚『何をしたんだい！？』

「え、えっと！そのっ！！/////」

こちらもこちらで赤くなり
モゴモゴと誤魔化しだしたので
2人はグイグイと詰め寄る。


義『ま、まてまて！！なんだその反応は！！！』
柚『吐きなさい！！包み隠さず！！！』

「は、ぅ…か、耀哉様っ！！////」

そんな様子にコホンっと咳払いをして
何とか前を向くが残念ながら顔は赤いままだ。


産『あ、お、落ち着いておくれ、
私がつ、つまづいてしまってね。
……………ほ…本当に事故なんだ。/////』


義柚『『（おい、絶対違うぞこれ。）』』

「…おうふ、まさかの誤魔化し下手。
（絶対後で詰められるやつじゃん。）」


本人もこんな事は滅多に無いのだろう
俗に言うテンパるというやつになっていて
どうしようもなく下手くそな誤魔化しを放つ。

最早誤魔化しではない。逆効果だ。


産『う、うん、とっても疑っているのが
ひしひしと伝わってきて……居た堪れないよ。』

柚『そ、そういう訳では無いのですが。』

義『お、御館様にも
何か変化があったのですか？』


御館様のメンツを保つため
気になるが2人は話題を進める事にしたらしい。