【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第14章 天使が運ぶ幸福論
柚『瑠火さんがは天使だ。
と言っていましたが
本当にそうなのかも知れませんね。』
義『お前をあの雪山で拾った時、
雪に埋もれてるお前は光に包まれてたんだぞ。』
「光、ですか?」
と出会ったあの日。
雪に埋もれて倒れていたのに
見つけられたのは、遠目から見てわかるほど
桃色の優しい光に包まれていたからだ。
それは何とも幻想的だった。
倒れて居るのが子供だったと分かってからは
それどころではなかったが、
あの光はもしかしたら
天からの贈り物の光だったのかもしれない。
義『お前を拾ったのが俺達で
ほんとに良かった。』
柚『僕達の所に来てくれて
本当にありがとうね。』
「私も、出会えたのがあの雪山で…。
拾ってくれたのがお2人で良かったです!!」
そうやって2人にぎゅと抱きつけば
優しく抱き返して返事をしてくれる。
「私…こんなに幸せで良いんでしょうか…。」
そう言う目には薄らと涙が浮かんでいる。
「(夢、ありがとうね。)」
そう心の中で呟くと、
僕も嬉しいな。 と声が聞こえた気がした。
柚『御館様には報告するのかい?』
「はい、そのつもりです。」
もう念のことは話してありますし、
何より隠し事は無いという約束です。
そう言うと なら俺達と一緒に行くか。
と言われた。
義『俺たちも出来たら今後のこと
直接話したいからな。』
そんな話をしているとタイミングを
見計らった様に遠くの方から
おかきーっ!!!と元気な声が聞こえてきた。
柚『あら、嵐ですね。おかきを。』
義『おお、急げ近いぞ。』
「と、とりあえず私は突撃される前に
お茶片付けなきゃ!!!」
ワタワタと動き出す3人。
伝令の度これなのだ。もう慣れたもの。