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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第3章 幼い風との武者修行



実弥は少々悩んだ末に
ため息を吐きながら答える。

『それはお前に何の得も無いだろォ。』
「(いや、むしろ私得しかないけど。)」

『流石にそこまで迷惑かけらんねェ。』

「全然迷惑じゃないよ?
実は私、今日本物の鬼初めて見たんだ。」

『はァ!?』

それを聞いて実弥は目を丸くする。
しかしこれに限っては本当の事だ。

「だから、鬼は日輪刀で切ると死ぬ
って事くらいしか正直知らないの。」

『それであの強さかよ……。』

「死ぬほど修行はしてたし、
実際鬼の被害にも合ってるから
どんなものかは知ってたの。」

『…。(鬼の被害か…。)』

「だから良かったら、
少しだけ一緒に居てくれないかな?
鬼の探し方とかも分からないし。」

今回ばかりはどーしても、
引き下がりたくないは
お願いっっ!!と手を合わせる。

『…分かった。』
「ほんとに!?いいの!?」

『あぁ、俺には得しか無いからなァ。』
「私にも得しかないよ!
明日から一緒に頑張ろうねっ!!」

明日も会えるのが死ぬほど嬉しくて、
は満面の笑みで実弥に抱きついた。


『や、やめろォ…!!!!!』
「やめない!もうちょっと!!!」
『もうちょっとじゃねぇ!この馬鹿力!/////』

必死に抵抗するが、力が強すぎて
全く引きがせる気がしない。

_____スリスリっ。

それでも何とか身を捩って抵抗している
実弥の首元にスリスリと顔を埋めて来た。

『…っ!////(何考えてんだこいつ!)』

「んー。いい匂いぃ。」
『嗅ぐなぁーーーっっ!!!///////』

「ふふふっ!暖かいし、いい匂い!」

散々実弥の匂いを堪能したは
プパっ!と顔をあげた。

満足気な笑顔と共にやっと実弥は解放された。
へらへらと掌で頬をつつみ幸せそうな。

『お前、ほんとに何なんだよ。/////』
「ふふ、幸せ。」
『……ほら、もう寝るぞっ!!』
「うん!おやすみ!!」



空が白みだした頃、
2人はやっと眠りについた。


「(呑気な顔してたけど、
実はちょっと1人で怖かったんだよね。)」

良かった…1人じゃなくて。
実弥に会えたことは嬉しかったが
実はちょっぴり不安だっただった。

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