【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第14章 天使が運ぶ幸福論
義『俺達も、健康体だそうだ。』
柚『御館様に報告後、
鬼殺隊の前線に復帰する予定だよ。』
そう言ってやればキラキラと目を輝かせ
本当に嬉しそうな顔をして
やった!やった!と飛びついてくる。
柚『ふふ、たぶんね、
のおかげなんだよ?』
「え、私ですか?」
何にもして無いですよ?と
首を傾げるので優しく頭を撫でてやる。
義『俺たちはお前に会う前まで
寝込むことも珍しくなかったんだ。
柚樹なんて1年生きられるかどうか。
って言われてたんだぞ。』
「………え?」
衝撃の事実に目を丸くする。
それもそうだろう、内蔵が負傷して
前線を退いた事こそ知っていたが、
が出会ってからは
1度も寝込んだりしていないのだから。
義『お前が来てから
不思議と良くなってったんだ。』
柚『瑠火さんもそうだよ。
と一緒に眠った翌日から
突然良くなったと言っていたよ。』
「わ、私の影響なんですか?」
まさかの言葉にまた目を丸くする。
柚『ふふ、そんなに目を見開いたら
瞳がこぼれ落ちてしまうよ?』
クスクスと笑いながら
頬を撫でなでてやればへにゃりと
嬉しそうな顔をする。
義『恐らくお前の言っていた
念ってやつが無意識に働いてるんだと
俺達は思ってる。』
柚『の体調には
なんの変化も無いかい?』
まったくありません…。と
難しい顔で考えながら呟く姿に
もう予想が出来ている次の言葉を待つ。
「使えませんかね…。」
本当に予想通りの言葉に
つい笑ってしまう。
義『言うと思ったよ!!
ちゃんと分かるまで駄目だ!』
「わ、分かってます!!」
焦って否定するに
少し驚くと予想外の言葉が飛び出す。
「私、天元を無理矢理連れ出したから
全部半分背負うって決めてるんです。
だから、絶対に死ねません。」
そう言うと少し目線を外し
モジモジと話し出す。
「それに、今とっても幸せで…。
幸せをくれる人達にお礼をしたいし。
それから……。心配させたくないんです。」