【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第14章 天使が運ぶ幸福論
□幸せな変化
「結果はどうでしたか?」
鍛錬をしていたのだろう
額に汗を滲ませたが
パタパタと駆け寄ってくる。
義『とりあえず茶、入れてくれ。』
ゆっくり話したいことがある。
そう言われたので素直に了承して
準備をしに奥へと走っていく。
柚『変にやる気になって
無理しないと良いけど……。』
義『十中八九やるだろうけどな。
それを止めてやるのが俺たちの役目だ。』
それもそうだね。と笑いながら
縁側に腰掛けると早々にが戻ってきた。
「お待たせしましたっ!!」
ササッとお茶を配り終え
それにお礼を言うと嬉しそうに微笑む。
もしかしたら
この笑顔で癒されて治ったのかも。
そんな下らないことを考えた2人だが
流石にそんな訳は無いだろうと邪念を払い
事実を伝えなければとに向き直る。
柚『実はね、僕らの結果は昨日出ていて
今日は病院ではなくて槇寿郎の家へ行ってきたんだ。』
「煉獄家へ?またどうしたんですか?」
ポリポリとお茶請けの金平糖を齧りながら
呑気な顔で聞いてくる。
義『瑠火の様子を聞いてきたんだ。』
「あ、どうでした?元気だといいけど…。」
私も気になります。と
眉を下げなが問われる。
は本当に表情豊かになった。
コロコロ変わるその顔が
どうしようもなく嬉しい。
義『お前が帰ってから
ただの1度も寝込んでないそうだ。』
柚『お医者様ももう大丈夫だと
言っているそうですよ。』
あれから細かい話を聞いた2人。
に心配させたくないと言わなかったが
瑠火はリンパに悪性の腫瘍を抱えていた。
その腫瘍が綺麗さっぱり無くなって
医者も心底驚いていたそうだ。
「本当ですか!!良かった!!」
ほんとに良かったです!!
そう言って全身で喜ぶ姿に
思わず笑ってしまう。