【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第13章 派手な男になるまで
「…本当、綺麗。」
至近距離の顔を見て
素直にそう思ったのだろう。
キラキラとした目で見られて毒気を抜かれる。
宇『はぁ……。(まだダメか。)』
大きなため息をついて首元に顔を埋める。
「て、天元?」
よしよしと撫でてくる手を
そうじゃねぇよ。とひっぺがして床につける。
顔が近づいてもうすぐ唇が触れ合う。
その、衝撃に備えてギュッと瞳を閉じた。
______________カプッ。
「……いたっ!!/////」
宇『ふっ、なんつー顔してんだよ。
おいちょっとさっきの紅使うぞ?』
鼻をカプリと噛んだ天元は
何事も無かったかの様に机に向かい
紅を使って何かをしだした。
「何してるの?」
宇『……お前の喜びそうなこと。』
後ろ向いてろよ。
そう言われ素直に背を向ける。
カチャリカチャリと
物が置かれる音だけが響く。
「天元ー。何してるのー?」
宇『まぁ待ってろって。よし!出来た!!』
こっち向いてみろよ。
楽しそうな声が聞こえて振り向くと
二カリと笑った天元がいた。
「その目元って!!」