【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第13章 派手な男になるまで
宇『今度は落ち着くのかよ。』
忙しい奴だな。と言いながら
頭を撫でてやればスリスリと擦り寄ってくる。
宇『おら、紅借りるぞ。』
「あ、待って水無いよ?」
そんなのこうするんだよ。と
小指をペロリと舐め慣れた手つきで
紅を溶かすとそっと唇にさしてやる。
宇『はっ、やっぱ可愛いな。』
「う、流石に女慣れしてるなぁ/////」
あんな可愛いお嫁さん3人も居るもんねぇ。
と照れながら言う。
宇『…俺、別に慣れては無いぞ?』
そりゃ、忍ってなると教養として
女の扱い方も教わるがそんな仕事なんて
滅多に無かったし…。
そもそも嫁達は家族みたいなもんだしな。
「あ、そういう感じなんだ。」
宇『何よりも1番に守る者ってのには
何の変わりもねぇけど……。』
そう言って頭を胸元にグッと寄せられる。
「…!!/////」
宇『お前みたいなガキにも
可愛いと思ってこんなになっちまう。』
な?うるせぇだろ?と
いたずらっ子の様に笑いかけられる。
その顔は余裕そうで色っぽいが
の耳に響く心臓の音は
ドクドクと小太鼓の様に早い。
「ふふ、お揃いだね!/////」
そう言って手を胸元に寄せられると
の心臓もドクドクと
煩いくらいに鳴っていた。
宇『……。////(うわ、柔けぇ…。)』
「分かる?」
そう言ってまたグイッと手を寄せられると
ぷにっとした柔らかさに不覚にもクラクラする。
宇『わ、わかったよお揃いだな!お揃い!』
とりあえず手を離して
何とか理性を保とうとするが
その行動の意図が読めないらしく
突然離された手を見て驚いた顔をする。
「…?どうしたの?」
コテンッと首を傾げ
こちらを見つめる瞳はこぼれ落ちそうな程大きい。
その姿は最早食べてくれと言わんばかりに無防備だ。
宇『お前なぁ、そんな事ばっかりされると
分かってても期待しちまうだろうが…。////』
「んー、私もドキドキしてるって
伝えたかったの……。」
なんかごめんね?と気まずそうに肩を窄める。
なんでこういう事にはこんなにも鈍感なのか
わざとやっているのなら相当な策士だ。