【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第13章 派手な男になるまで
□認められるという事
「いらっしゃいませ。鬼殺隊へ。」
本部の近くで
目隠しと耳栓をされ隠におぶられていた4人は
やっとそれから解放され
キョロキョロと周りを見回す。
既にだいぶ背の高い天元を背負っていた隠だけ
酷く息切れしていて何とも可哀想だ。
宇『これから、どうすればいい?』
「鬼殺隊の一番偉い人、産屋敷耀哉様。
御館様と呼ばれる人にご挨拶に行く。」
そこで指示を頂いてそれからだね。
そう言って屋敷の方へ歩くに着いていく。
宇『どんな方なんだ。』
「んー、優しくて頭の良いかっこいい殿方だけど
目的遂行するためなら鬼にもなる人。」
宇『上に立つ人ってのは
やっぱそういうもんなのかね。』
そう言う天元の顔は少し沈んでいる。
無機質で任務の為なら犠牲など厭わない
父や弟の顔を思い出しているのだろう。
「大丈夫だよ、人の命を
無下にする人ではないから。」
会えばすぐにわかるよ。
そう言って微笑む姿に少しだけ
顔色が良くなる。
隠『相談役様、お待ちしておりました。』
宇『相談役?』
「友人なの耀哉様は。」
そう軽く言うに
こいつは本当に何者なんだ?と思いつつも
後を着いていく。
隠『こちらでお待ちください。』
中庭に案内された5人が立って話していると
殆どまたず、品のいい青年がゆっくりと歩いてきた。
膝をつき頭を下げるに習い
全員頭を下げる。