【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第13章 派手な男になるまで
宇『…。』
「なあに?」
宇『ありがとう。』
そう言う声は少し震えていて
何処までも優しい声だった。
「あれ?泣いてるの?泣き虫。」
茶化す様なその声にしがみつく手を振りほどくき
泣いてる顔が見られないように正面から
ぎゅっと抱きしめる。
宇『少しだけ…なんも言うな。』
「ふふ、分かった黙っとくよ。」
天元の震えが止まるまで
は黙って背中を撫で続けてやった。
宇『もう、大丈夫だ。』
そういう顔は目元が赤いが
スッキリした様でしっかり前を見ている。
「もっと泣いても良いんだよ?泣き虫ーっ!」
宇『うるせぇ!行くぞ!!』
「はいはい。」
憎まれ口を叩きながらも
手はぎゅっと繋がれたままだった。
「ねぇ、天元。また甘味処行こうね?」
宇『これからいくらでも行けるだろ。』
「うんっ!!」
2人は一緒に食べた甘味の様に
覚悟も半分づつ背負って忍びの里に向かった。
。