【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第13章 派手な男になるまで
□はんぶんこ
宇『来たかったとこって、ここか?』
「そう!奢るからちょっと付き合って!」
そう手を引く先は甘味処。
断る理由もなくとりあえず後について行き
席に座ることにした。
宇『何食うんだ?』
「んー、水まんじゅうとよもぎ餅で悩んでる。」
真剣な顔で悩む姿に
クスっと笑うと店員を呼びつける。
宇『水まんじゅうとよもぎ餅。後茶2つだ。』
店『かしこまりました。』
「まだ決めてないのに!!」
宇『半分づつ食えばいいだろ?嫌か?』
そう言ってやればキラキラと目を輝かせる。
「流石天下の色男!!」
宇『ははっ!良いぞもっと褒めろ!!』
そんな感じで楽しく無駄話をしていると
先程頼んだ水まんじゅうとよもぎ餅を
店員が置いていった。
「ふふふ、半分こ半分こっ!!」
そう楽しそうに言いながら
そっと餅を半分にする。
「はいっ!」
宇『おう、わりぃな。』
小さく切った餅を口に入れると
嬉しそうに顔を綻ばせる。
宇『美味そうに食うな、お前。』
「だって美味しいもん!!」
そうかそうかと頬ずえを着きながら
それを見ているとが突然難しい顔をする。
「里は遠いの?」
宇『いや、割かし近いが
分かりにくいところにある。』
「実際どの程度の厳しさなの?」
宇『……やり方にもよるが
抜けることはまぁ、出来るだろう。』
そう言うとむーとまた眉間にシワを寄せる。