【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第13章 派手な男になるまで
そんな会話はまさに2人の予想通りだった。
~
「この薬売り、先代の弟ね。」
宇『金のため寝返ったか、やらされているか。』
「やらされてるんだよ。ほら見て…。」
そう指を指す先には離婚歴。
そして離婚した子供と妻には大量の寄付金。
「ご子息が殺害される丁度1週間前。」
宇『一緒に捕まろうとしているから
子供と妻を逃がしたのか?』
「いや…。奉行所に金を渡して見逃して貰ってた
ってことは、東証院家は
この辺の奉行所とは密接に繋がってる。」
宇『自分で潰すしかないと。』
「恐らくね。だから今どんな組織が
どの程度の力で守ってるのか知りたいはず。」
宇『じゃあ次は護衛の誰かだな。』
「うん、それが確認でき次第、
私は鬼殺隊の上の者に文を出して遠方の奉行所へ
組織的な拘束の依頼を出してもらうよ。」
宇『分かった。』
「でも……、天元は大丈夫?」
宇『なにがだ?』
「政重様の護衛任務なんでしょ?
政重様が捕まったら怒られるんじゃ……。」
宇『いや、捕まるなら問題ねぇよ。
輩に殺されんなら話は別だけどな。』
~
宇『………。(見た限り今回拷問してんのは薬売り本人だな。地味にぶん殴って人質だけ助けることも出来るが…。)』
天元は目の前の扉をガチャりと開ける。
宇『…よお、ちょっと話があるんだが。
(派手に行こうかね。)』
薬『だ、誰だお前っ!!』
宇『おーおー、動いてくれるなよ?
東証院政重を上手く潰す方法教えてやるからよ。』
そう言ってクナイを首元に当て拘束する。
薬『ど、どういう事だ。』
宇『ちょっと、一芝居頼みてぇんだ。』
そう言って暗い地下で天元はニヤリと笑った。
政『ほほう、よく見たら綺麗な顔をしているなぁ。』
「あらあら、お戯れが過ぎますよ?
(天元~っ!早く帰ってきてっ!!!)」
は自分史上
最も気持ち悪い戦いをしていた。
政『なんだ照れているのか?』
「………い、いえ。(もう嫌だよーっ!!)」