【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第13章 派手な男になるまで
「ねぇ、ご子息が殺害された理由に
心当たりはない?」
宇『…ありすぎて逆に絞りきれねぇんだ。』
聞くと暴行、薬、強姦、を何度も繰り返す
ドラ息子だったらしく親が奉行所に取り合って
何度も金で解決していたらしい。
「ご遺体は見た?拷問と聞いてるけど…
ただボコ殴りにされただけじゃなかった?」
宇『いや、あれは拷問の跡だった。』
遺体は損傷は死なない部分を的確に傷付けられていて
喉元は喋れる様に綺麗なままだったらしい。
宇『到底一般人じゃねぇ。
その道の者のやり方だよ。』
「何かを探りたかったのか。
じゃあ、その何かを探るのが最優先だね。
それからそれなりに大きい組織の仕業かぁ。」
どうしたもんか、これは厄介だね。と
首を捻る姿と的確過ぎる答えに天元は驚く。
宇『さっきも手合わせした時も思ったが。
……お前はどんな生き方してきたんだ?』
その問いにパチクリと瞬きする顔を見て
スルッと出てきてしまった言葉を思い出し
しまった。と口を噤む。
宇『(普通の生き方な訳ねぇのに、
なんで軽々しく聞いちまったんだ。)』
そんな後悔をしてワタワタすると
ふふふっと、笑われる。
「天元は優しいね。大丈夫だよ強いだけ。」
そう言う顔は笑っているが何となく儚い。
宇『……そうか。』
「そうだよ。」
2人はそれきり何も喋らない。
ひたすら資料を長め思考を巡らせる。