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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第13章 派手な男になるまで


□万華鏡と花火


「実際の所どう思う?」


ひとしきり状況やその他諸々説明されたは所見を合わせたいと天元に意見を聞く。


宇『俺は鬼とかは専門外だからな。
そこは分からねぇが、私念だろうな。』

「やっぱりそう思う?」

宇『そもそも忍びを護衛で雇うくらいだ、
普通の世界には居ねぇだろうよ。』


って事で東証院家を調べてみた。
そう言いながら天井裏の比較的広い所で
資料を広げる。


「あぁー。なるほどね。」

宇『ま、金持ちなんてこんなもんだよ。』

その資料には表向きは大手貿易商、
裏では政重の代から始まった麻薬の取引が
記されていた。

宇『先代まではまともだったのにな。
あのバカの代でこうも様変わりしてる。』

「幹部連中の入れ替わり激しいとこを見ると、
革新派も中にはいるんだろうね。
それにしても良くこんな綺麗に調べたね。
護衛しながらでしょ?」


手元の資料は驚くほどよく纏まっており
とても、分かりやすい。

宇『そもそも資料が馬鹿みたいに
分かりやすい位置にあったんだよ。』

そう簡単に答えるが、
よっぽど頭が良くなければ出来ない芸当だ。

「忍びって凄いんだね。」

宇『………どうなんだろうな。』

歯切れ悪く答えた顔は少し暗い。

「技術や手法にはなんの罪もないよ。
ソレは個人の努力と先代の知恵。」

重要なのは使い方と考え方なんじゃない?

そう言い放って、何事も無かったように
資料に目を落とすの横顔は
蝋燭の火にユラユラと照らされる。

宇『(……使い方か。)』

何となくその言葉に引っかかった天元だったが
口には出さないことにした。
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