【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第3章 幼い風との武者修行
鬼は一瞬、驚きもしないに
首を傾げるも、お決まりのセリフを
言い放つ。
『子供だぁ、美味そうだなぁ、
しかも、お前稀血だなぁ。』
「私、稀血なの?
どこも切ってないんだけど
そういうの分かるもんなの???」
コテンッと首を傾げて普通に聞くと
また何とも言えない顔をされたが、
この鬼は演技指導でも受けたのだろうか
また鬼らしい台詞を言ってくる。
『分かる、分かるぞ、俺には分かる!!』
「おー!めっちゃ鬼っぽいっ!!
よしっ!!とりあえずおいでよ!!」
さあっと、手を広げると
また一瞬戸惑ったがヨダレを垂らしながら
なんとか襲いかかってきた。
「(申し訳ないけどちょっと試させて貰おう。)
…えいっ!!!」
_______ドガッンッ!!!!
飛びついてきた鬼の顔面をぶん殴ると
割といい勢いで飛んで行った。
『ぐぁっ!!』
「おお、素手でも割と効くのね。
えと。次は。」
_______ブチィッッ!
ぶっ飛んだ鬼に近寄り、両腕を掴むと
容赦なく腕を引きちぎる。
『う、腕!俺の腕がっ!』
「うーん。ごめんね?
素手でけど千切れたわ、腕。
あとは…うーん………。」
________べギョッ!!!
頭をつかみ、首を引っ張ると、取れた。
『カッ…この…馬鹿……力……。』
「なんか可哀想になってきた。」
自分でやっておいて何だが
とても痛そうで申し訳ないと顔を顰める。
『…な、舐めやがって!!けどな!!!
鬼は再生するん…「うーん。…お陀仏っ!」
え、…グァ………。』
他にすることが思い浮かばず
小刀で頸を切り取ると
呆気なく鬼は消えて行った…。
あまりにも、呆気ない。
「これじゃあ、どっちが鬼なんだが。」
どう見ても私の方が悪い様に見えるよなぁ
と頭をかいてから、その場にしゃがみこみ
は静かに手を合わせる。