【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第12章 炎の意志と呼吸
□おうちに帰ろう。
柚『すみません、僕達まで
ご馳走になってしまって。』
瑠『食事は大勢の方が賑やかですから。』
気にしないで召し上がってください。
そう言う瑠火の顔色はとても良い。
柚樹の説教から解放された一行は
とりあえず煉獄家へ帰ると、
瑠火が大量の手料理を拵えていて
皆で夕食を囲むことになったのだ。
「瑠火さんっ!瑠火さんっ!!
すっごい美味しいです、この煮凝り!!」
パクパクと箸を進めるは
キラキラした目で煮凝りをみつめる。
瑠『ふふ、煮凝りが気に入るなんて
渋いですねぇ。』
「キラキラしてて、すごい綺麗ですし
私の大好物認定ですっつ!!!!」
透明な寒天で出汁と具材が閉じ込められた
煮凝りは宝石のようで何とても美しい。
瑠火が ありがとう と、撫でてやると
へにゃりと可愛らしい顔で返事をする。
昼間昼食を作り千寿郎を抱いて道場まで歩き
豪勢な夕食を作ってまだ元気そうな瑠火。
槇『瑠火、本当に体調が良いのだな。』
やたらと顔色の良い姿は本当に嬉しく思うが
突然の変化に少しだけ戸惑う。
瑠『ふふ、こんなに体が良いのは
産まれて初めてで私も心底驚いていますよ。』
そう嬉しそうに笑う姿に、
まぁ、良くなったのだから良いか。と
また夕食をつつき出す。
杏『母上!このままずっと元気だと良いですね!!』
杏寿郎も心底嬉しそうだ。
こんなに元気な母親の姿は初めてなのだろう。
そんなやり取りを見ていた柚樹と義慈は
顔を見合せコクリと頷ずきあった。
柚『瑠火さん、突然体調が良くなった前日
に長時間触れたりしてませんか?』
「私?」
瑠『一緒に寄り添って眠むりましたが…。』
それを聞きふむ。と柚樹は考え込む。
義『杏寿郎はこの3日間と
毎日手合わせしてたんだよな?』
杏『はい!』
義『筋肉痛や疲労感は何時もと変わりないか?』
杏『むしろ、何時もより元気です!!』
何時もより激しい鍛錬でしたが
翌日に引きずる様なことはありませんでした!!
そう元気よく答えられたので、
そりゃ何よりだ。と背を叩きながら返事をしてやる。
すると目の前のご馳走の方が今は大切らしく
うまい!うまい!と言いながら
凄い勢いで食べ物を口に放りだした。