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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第12章 炎の意志と呼吸


槇『ここは、くず餅が美味いらしいぞ。
それで良いか?』

そんな事を聴きながら、答えを聞かずに勝手に注文する不器用すぎる姿に思わず笑ってしまう。

瑠『ふふ、調べて下さったんですか?』

槇『ち、違う!たまたま聞いたのだ!たまたま。/////』

瑠『ふふふ、そうでしたかそれは失礼しました。』

恐らくそうなのであろう分かりやすい反応に
また笑ってしまう。

槇『ほら来たぞ、食え!////』
瑠『はい、頂きます。』

照れ隠しに乱暴に言われるが
全く悪い気はしない。

瑠『あら、本当、美味しですね。』
槇『あぁ…。』

そう言いながら頬ずえを着いて
心ここに在らずな様子に
何か悩みですか?と聞くとうーんと唸って
ボソボソと喋りだした。

槇『すぐ枯れる花の良さがよく分からんのだ。』

余りにも似合わない台詞に一瞬面食らうが
子供のように口を尖らせる様子がどうにも
可愛らしくて思わず微笑んでしまう。

瑠『どうしたんです、突然?』

そう聞くと突然目を見開く。

槇『お前の笑顔は菖蒲の様だな。』

甘い言葉を言ったかと思えば
少し待っていろ。と突然走り去ってしまった。

瑠『……槇寿郎さんは菖蒲の花言葉を知っていて
あんな事を言ったのでしょうか?/////』


一瞬頬を染める瑠火だったが
まさかあの槇寿郎さんがそれは無いか。
それよりもどこに行ったのでしょうか?と
首を傾げお茶を呑んで待っている事にした。




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槇『あ、菖蒲の花はあるか?』

急いで数件前の花屋に行きそう聞くと
ニコニコと愛想の良い定員が出てきた。

店『丁度時期ですからね。添え物はしますか?』

そう言われ菖蒲の花としか決めていなかった
槇寿郎はキョロキョロと辺りを見渡す。

槇『あれだ!あの白い可愛らしい花を添えて
包んでくれ!!』

早急に頼むぞ!!
そう言って店員に言うとまたニコリと微笑まれる。


店『(菖蒲にかすみ草ねぇ………。
あんな無骨な感じなのに、
花言葉は中々センスがあるもんだね。)』

そう思いながら
愛のド定番 に仕上がった花束を渡すと
恩に着る!と乱暴に金を置き走り去ってしまった。


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