【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第12章 炎の意志と呼吸
「けど、千寿郎君を見ていて思ったんです。
きっとあの人達は突然来た異質な私から
子供を守りたかったのかな?って、
不安にさせて申し訳無かったなったなぁって。」
こんなに可愛いんですもの。
何が何でも守りたくなるものじゃないですか。
そう言って ねー?と千寿郎ににこりと微笑む。
瑠『は本当に優しいんですね。』
そう言って優しく背中に手を添える。
「ふふ、全然気づけませんでしたから。
恨んですらいた自分をちょうど今、
情けなく思っていたところです。」
そう眉を下げながら笑う姿に何とも言えず、
変わらず背を撫でてやることしかできない。
槇『いくらでも甘えるといい。』
突然そう言って腕を広げる槇寿郎。
「へ?」
槇『いつまでもこんな格好させるな!』
そう言って顔を逸らす眉間には
しっかりと皺が寄っているが腕は広げたままだ。
瑠『ふふっ、いきなさい。』
槇寿郎の不器用すぎる姿に思わず笑ってしまうが
このままでは可哀想だと悩んでいるの背を押してやる。
「しっ失礼します!!」
そう言いながら腕の中に飛び込むと
ギュッと抱きしめられる。
槇『子供は無条件で大切にされる権利がある。
お前も例外では無いのだから今まで出来なかった分
甘えてしまえ。』
そう言って撫でる手が優しすぎて
は涙が出そうになるがぐっと堪えて
顔を見上げる。
「槇寿郎さん、甘えてもいいんですか?」
そう言って首を傾げる姿がやたらと可愛らしく
うっ、と一瞬面食らったが瑠火の冷ややかな目が
視界の端の方に映り何とか顔を持ち直して
当たり前だ と言ってやる。
「なら、杏寿郎と瑠火さんと千寿郎くんも
一緒にぎゅうしたいですっ!!!」