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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第12章 炎の意志と呼吸



瑠火の珍しい姿に一瞬面食らう2人だったが
楽しそうな様子に悪い気がする訳もなく
全くわからん!!と2人もまた
そっくりな顔で笑うのだった。


瑠『あらあら、千寿郎まで笑ってますよ。』
「本当っ!!なんの夢みてるんでしょうか。」

腕の中ですよすよ眠る千寿郎は
瑠火の指を掴みながらニッコリと微笑んでいる。

「千寿郎君可愛いなぁ…。」

千寿郎を撫でながらそう呟く顔はどことなく儚げだ。

瑠『そういえばのご家族は?』

師範2人といる所しか見たことがない。
家族の話などまるでした事がないに

槇『まさか鬼から生まれたわけでもあるまい。』

とついつい気になり口をつく。

それを聞き あー。と気まずそうにする姿に
しまった失言だったと直ぐに察する。


槇『(何も無しにこの歳でここまで強く、
親元を離れるなど有りはしないと分かったはずなのに。)』

自分の浅はかさに情けなくなり
謝るのもおかしいし、仕方なく黙って目線を逸らす。

「そんな顔しないで下さい。」

ね?と顔を覗き込みながら言われ
すまなかった。と素直に謝ると
もう仕方ないですね!と茶化すように笑わた。


「私の本当の両親はクソ野郎でして
散々虐待した挙句自殺しました。
その後引き取られた家も酷い扱いで
鬼に殺されても、何とも思えなかったんです私。」

まるで世間話の様に話す。



「けど、引き取られた家に子供が1人居まして。」

杏『優しいの事だ!!
さぞ可愛がったのだろうな!!!』

辛かったな、と言う杏寿郎の顔には悪気はなく
素直に思ったことを口にしているのだろう。

「ふふ、全然。親と一緒に私に毎日
暴力を奮っていましたよ。」

杏『よ…よもや…すまない。』

大丈夫だよ、昔話だから。と言いながら
落ち込む杏寿郎を慰めてやる。


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