【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第3章 幼い風との武者修行
が武者修行に出たいのには、
純粋な理由と不純な理由があった。
純粋な理由は単純に強くなるために
必要だと思ったから。
不純な理由は…
「(せっかくトリップしたのだから、
私も推しに会ってみたいのよね。)」
小さい頃の不死川実弥に会いたいのだ。
柚『、どうしたんだい?』
「あ、いえ、武者修行に出たら
救える物もあるのかなぁと…。」
柚『そうだね。けど、救うことが目的なら
もう鬼殺隊に入ったらどうかな?』
「まだ、多少悩んでいて、
剣技もまだ出来ている実感ありませんし、
もう少し頭で覚えたいのです。」
柚『んー、本当のことを言ってるけど、
肝心なことは隠している感じかな?』
ん?と柚樹は顔を覗き込む。
茶化すような視線には
ごめんなさい。と眉を下げて笑う。
「柚樹さんには嘘は付けませんね。」
柚『ふふ、まだ2ヶ月だけど
の師範だからね。』
柚樹には大抵何でもバレてしまう。
隠しても仕方ないなぁ、と
は正直に白状することにした。
「強くなるために必要だと思ったのは
本心ですが、会いたい人がいるんです。」
柚『ほぅ、それは男の子かなぁ?』
「男の子ですが、恋愛とかそういうのではなく
『想い人がいるなんて、聞いてねぇぞ!』…。」
柚『あらあら。』
義『どんな奴だ!査定してやる!!!!』
「わ、私も会ったことないんですっ!!」
グイグイと近づく顔を抑えながら
半ば叫ぶようにそう言うと2人は
コテンッと首を傾げた。
柚 義『『どういうことだ?』』
「か、風の噂で聞いたんです。
鬼を1人で狩っている、男の子が居ると。」
義『1人で?』
「ほんとに居るかも分かりません。」
(今の時期なのか分からないし。)
「けれど、ほんとに1人なら
会ってみたいと思ったんです。」
柚『なるほど。僕は賛成だよ、武者修行。』
義『なっ!』
柚『けど、条件がある。』
「条件、ですか?」
ギャーギャー騒ぎ立てる
義慈の口を抑えながら柚樹はニッコリと笑った。
柚『1年以内には必ず帰ること。
1ヶ月に1回は必ず文を送ること。
あと、その男の子に会えたら
その報告すること!守れるかな?』
「はい!お約束致します!!!」
こうして、の武者修行は決まった。