【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第12章 炎の意志と呼吸
槇『………なんだ、これは。』
(あの気迫の中動けたのも、
刀を拾ってからの異様な程早い動きも、
攻撃を受けても飛ばぬようにと
剣を捨ててでもしがみついたあの根性も。)
槇『そんなお前を、俺は知らんぞ。』
息子の成長と、
それを引き出した少女に唖然とする。
「槇寿郎さーんっ!!」
最終日ですし、手合わせしましょーっ!!
と言う可愛らしい声に固まっていた思考を
ハッとさせる。
槇『俺との手合わせは午後だ!!』
そう言うと2人がニコニコと駆け寄ってくる。
槇『杏寿郎、見事だったぞ。』
杏『あ、ありがとうございますっ!!』
鍛錬では滅多に褒めてやらないが
今日は素直に褒めてやった。
それを聞いて嬉しそうに笑う息子の成長が
嬉しくてたまらない。
槇『、素晴らしいが木刀を投げ捨てるな。』
「ふふ、ごめんなさい。」
楽しそうに笑う顔は年相応なのだが
これがあの気迫を放つのだから
世の中分からないものだ………。
槇『見た目で判断してはいけないと、
お前に会ってから本当に思うよ。』
杏『ハッハッハ!!よもや!俺もです!!!』
「そんなに?」
瑠『何がそんなになのですか?』
「見た目で判断しちゃいけないって
私はそうだって、言うんですよ。」
瑠『なるほど、それは否定できませんね。』
杏『うむ!』
槇『事実だ。』
「うーん。とりあえず、お腹減りましたねぇ。」
瑠『お昼ご飯、お持ち致しましたよ。』
槇『あぁ、すま………な!?瑠火!?』
「瑠火さんっ!?」
瑠『はい、瑠火です。今更ですか?』
杏『母上!お体は良いのですか!?』
瑠『はい、とても良いですよ。』
槇『まあ、せっかく来たのだ。皆で昼食にするか。』
杏 『「わっしょいっ!!!」』
そう言って皆で楽しそうに外へ向かった。