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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第12章 炎の意志と呼吸



「………貴方は強いよ、杏寿郎。」
(絶対強くなれるよ、負けないで。)


キーンと想いの篭った言葉が脳に響く。


杏『俺はっ!………負けないっ!!!!』

そう言うと落とした刀を拾いあげ
下から抉るように斬撃を送る。

それを、バスっと腕で弾き飛ばす。
それでも動きは止まらない。

杏『迷わない!!!突き進むっ!!!』

「うん!!!」

杏『いつか!!に勝つからな!!!!』


激しい打ち合いの中そんなやり取りをする。


「何時までも…っ!まってるっ!!!!」


そう言って土手っ腹に
拳を打ち込むと、杏寿郎は剣を捨てて
吹っ飛ばないようにの肩を掴んだ。


「……っ!!!(凄い根性だな。)」

肩にギリギリと指がくい込む
そのまま顔を上げるとギロリと睨まれる。

杏『俺には………っ!!程の才能はない!!
けれ…ど……根性ならっ!負けんっ!!!!!!
お前に勝つまでは、死んでも死なんっ!!!』

「…うんっ!!(死んでも死なんて何よ。)」


ギリギリと歯を食いしばり
をまっすぐと見つめる。

杏『俺は強くなる!!!信じろ!!!』


その声と言葉に
はポロポロと笑いながら泣く。

その顔を見てふっと笑う。


杏『だから、そんなに心配するな。』

そういう瞳は、どこまでも優しくて
痛いくらいに強かった。



「…やっぱり強いよ、杏寿郎は。参りました。」

それを聞くと やっと肩から手を離し
ガクンっと膝をつく。



杏『参りましたは、………こっちのセリフだ。』

そう言ってずっと詰まっていた息を
フーと吐き出す。

それを見て鈴の音のような可愛らしい笑い声を出す。

「じゃ、引き分けだね。」
杏『よもや、それは嫌味だ。』


さっきまでの空気が嘘のように
2人は笑い合い反省点を復習しだす。


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