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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第12章 炎の意志と呼吸




瑠『千寿郎の時なんかね?』

…………………

槇『瑠火!!産まれたか!!!』
杏『母上ーっ!!弟ーっ!!!!!』

瑠『2人とも静かに。』

槇『おお!髪は俺か!しかしこの凛とした……

いや、俺似だ。』

杏『父上っ!!俺にも似ています!!!』

槇『どう見ても……俺似だ。』



瑠『……ふっふふ。(瓜3つ……。)』

……………………………

瑠『もう何か可愛くて、可愛くて。』

ふふふ、と思い出し笑いをする。

「あんなに綺麗な顔が3つなんて
幸せそのものですね。」

そんな言葉に私は本当に家宝ものです。
とにこりと答える。

「瑠火さん、答えにくかったら良いんですが
どこが悪いのですか??」

遠慮がちな声で、眉を下げる。
腕の中から覗くその姿が余りにも
悲しげで、トントンと背中を叩いてやる。

瑠『単純に身体が弱いのです。
お医者様も、そのせいだと。。。』

「……そうなんですね。」
(私の頑丈さ、分けてあげたい。)

気にすることではありません、
とても幸せですから。

そう言う瑠火は本当に幸せそうで
少しでも長くこの幸せが守られれば良いなぁ。
と願いながら2人で目を閉じた。


瑠『(優しいこの子が悲しみから嫌われ、
守りたいものを守り抜けますように。)』

「(ほんの少しだけでも力を分けられたら…。)」


一緒に眠りにおちた2人。

その周りをふわりと白い霧が取り囲み
不思議な光がつつみ込む。

笑いながらも青かった瑠火の顔に
すっと赤みがさす。

そんな不思議な現象は
誰にも見られることはなかった。







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