• テキストサイズ

【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第12章 炎の意志と呼吸



槇『ガキが考え過ぎだ。』

ぶっきらぼうにそう言い、
頭をガシガシと撫でてやると
少しそれを堪能してから
後ろに下がり2人に向き直る。


「確かにそうだったのかもしれません。」

だから、いっぱい甘えさせてくださいね?
そしたらその分、私……強くなりますからっ!!!

そう茶化す様な笑顔は夕焼けを背負っていて
1枚の絵のようにも見える。


そんな静かな夕暮れに大きな声が響く。


杏『いくらでも甘えるといいっ!!!
が自分を認められるまで!!!!
いや、認められることができても!!
一生かけて甘やかそうっ!!!!』

「うん!だから私にもいっぱい甘えて?
それが、何よりも1番の幸せなの!!!」

杏『分かった、俺もを頼ろう!!!』


その言葉にありがとう。と返事をして、
何も言わない槇寿郎をじっと見つめる。


「槇寿郎さんもですよ?
甘やかして、甘えて下さいっ!!!」

そんな事をいうものだから

お前が甘えるのは良いが、ガキに甘えられるか!!

とポカリと頭を叩く。
それでもその顔は笑っている。


槇『まあ、お前は頭も良い。
何か迷った時は仲間としてお前を頼ろう。』

不器用にそう伝えると
両脇に2人がまとわりつく。

杏『父上!!飯時ですっ!!』

「槇寿郎さんっ!
瑠火さんと千寿郎くんがお待ちですよっ!」

槇『あぁ、我が家へ帰ろう。』

にこにことした両脇の笑顔に
怒る気も出ず3人はゆっくりと帰路に着いた。

____________________



瑠『あら、珍しい事もあるものですね。』

縁側で夕日を眺めていると
遠くに団子の様にくっつく3人が見え
瑠火は幸せそうに微笑む。

瑠『千寿郎にも分かるのですか?』

キャッキャっと、腕の中で笑いだした千寿郎を
ふにふに と、あやすと3人を出迎えに
玄関へと向かうのだった。


/ 1763ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp