【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第12章 炎の意志と呼吸
□それが成果
杏『うむ!何故と打ち込みをすると
身体がよく動くのだろうか!!!』
(昨日の速度が今日は初めから出せた……。)
昼食を食べ午後1の打ち込み稽古が終わると
杏寿郎は不思議そうに呟いた。
槇『それが、支心流というものだ。』
俺もこいつの師範たちと初めて肩を並べた時は
心底驚いたもんだ。
そう言う槇寿郎には首を傾げる。
「私、まだ支心流の剣技は全然何ですが……。」
(そもそも打ち込みだと敵が私って状態だし。)
槇『確かに支心流には色々な技もある。
それは確かに必要だが、それ以上に心を鍛える
ための流派なんだぞ。』
「そう言えば、それが真髄っ!て
義慈さんが言ってました。」
けれど、イマイチまだ分からないんですよねぇ。
とは呟く。
槇『まあ、お前は立派な継承者だよ。』
杏『うむ!が居るだけで強くなろうと
強く思えるぞ!!!!』
お前のそれは他の要素もあるだろうけどな。
と思うがそこは口に出さないことにする。
「私も、皆がいると思うと、
強くなれる気がします!!」
槇『そういう所だ。』
にこりと笑うの肩を叩いてやる。
よく分かって居ない姿に
そうだな………。と伝え方を考える。
槇『打ち込みで説明すると、
相手を的確に見抜いて、改善すべき所を指摘しながら相手のやる気を出させる指導力も1種の心だ。』
実際、杏寿郎は散々言われたが
それを不快に思ったか?やる気が削がれたか?
そう聞いてやると
むしろ認められてると思いましたし、
やる気が削がれるなどと言うことは
一切ありませんでした!!!
そう杏寿郎が元気よく答えた。
槇『この杏寿郎の答えが
まさに、人の技を見極め、人を思う気持ちを
鍛え続けてきた結果だ。誇りなさい。』
「あっ、ありがとうございますっ!/////」
そう照れ笑いしながら
お礼を言う姿は年相応の少女にしか見えない。