【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第12章 炎の意志と呼吸
そんな可愛いらしい2人の様子に
思わず槇寿郎も微笑んでしまうが
いかんいかんと自分を戒める。
槇『杏寿郎!!!!
いつまで遊んでいる!!始めるぞ!!!』
そう厳しい声で伝えると、はい!と返事をした後
あろう事かを抱えたまま
駆け寄ってきた。
槇『…お前なぁ。は人形ではないぞ?
(俺の息子がこんなに可愛いっ!!)』
ニコニコとお気に入りの子を
人形の様に抱いたままの息子に
内心デレデレの槇寿郎だった。
杏『よもや!このまま修行が出来ればいいのに!!』
「ふふ、このまま走れば重りになって
鍛えられるかもよ?」
杏『それは名案だ!!!』
「え、ちょっ!うそ!!!!!」
杏『父上!!屋敷の周りを準備運動がてら
10周ほど走ってまいります!!!』
「じょ、冗談だよ!?杏寿郎!?」
杏寿郎ーーーっ!!!!と叫ぶを
大事そうに抱えて杏寿郎は走っていってしまった。
取り残された槇寿郎は唖然とする。
槇『2人してあんな顔をしていては、
怒ることも出来ぬではないか…。』
はぁ。とため息を着いた顔は優しく笑っていた。
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タッタッタッと軽快な足音が響き
風で髪がふわふわと遊ぶ。
杏『!!楽しいな!!』
「うんっ!わっしょいっ!!!」
杏『そうだな!!わっしょいっだ!!』
わっしょいっ わっしょいっ!!と
騒ぎながら走る2人の笑顔は
まるで太陽の様だ。
チラリと楽しそうなを見て
また正面を向く。
走っているのになぜか息は上がらない。
杏『!!好きだ!!』
真正面を向きながら杏寿郎が叫ぶ。
それに一瞬面食らうが、楽しそうな顔に
も嬉しくなりお返しにぎゅうと抱きつく。
「私も大好きだよ!!!」
杏『うむ!今はそれでいい!!』
(いつか頬を染めながら好きだと
言ってくれるまで、俺は諦めんぞ!!)
杏『!!覚悟しておけよ!!』
「(手合わせの事かな?)うんっ!!」
小さな炎の男の戦いは
まだ始まったばかりだ。
。