【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第12章 炎の意志と呼吸
残された2人は食後のお茶を飲みながら
まったりとした時間を過ごしていた。
「そう言えば杏寿郎、もう体は大丈夫なの?」
そう聞くと、手をグーパーして確認すると
元気よく答えてくれた。
杏『うむ。不思議なものでな。何ともない!』
「じゃあ、やっぱり杏寿郎の実力だね。」
杏『そうなのか?』
首を傾げる姿に、ぁあ、顔がいい。と思いながら
にこりと微笑む。
「うん、あれが火事場の馬鹿力とかその類なら
身体に無理をしてるんだもの、まだ動かないよ。」
身体が動くってことはあの動きに
身体がちゃんと対応出来てるって事だよ!
そう言って笑うと杏寿郎に肩を掴まれる。
杏『!!俺は…、絶対に強くなる!!』
その大きすぎる声に一瞬驚いたが
真剣な目を見てこちらも元気よく答える。
「うん!杏寿郎なら絶対大丈夫だよ!!」
杏『が安心して背中を預けられる様に
肩を並べらる様に強くなるからな!!!!』
そう言う目はキラキラと輝いている。
「ふふ、そしたら杏寿郎も私の戦友だね!」
杏『ああ!まずは、そうなれるようにする!!』
まずは、とはどういうことだろうか?
と少し気になったが、邪気のないその顔に
またにこりと微笑むだった。
そんな2人の様子を襖越しに聞き耳をたてる
大人が2人。
瑠『そんな遠回しでは伝わりませんよ、杏寿郎。』
槇『……そう焦らずとも。』
そう言いつつも、確かに。と心の中で呟く。
瑠『いいえ、あの子は引く手数多です。』
槇『…あぁ、それは否定できんな。』
そう言われ むぅ。とした顔をして
槇寿郎を見つめる。
瑠『それは、あなたもそうなのですか?』
槇『バカを言え。お前だけだ。』
ぶっきらぼうに即答すると、頭をかきながら
そそくさと退散してしまう。
そんな姿にふふっと笑い、
煉獄家の男は良いですよ。
と呟いて、耳まで赤くしていた旦那を
ゆっくりと追いかけるのだった。