【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第12章 炎の意志と呼吸
杏『………っはぁ!!!』
「……。いい気迫っ!!」
ガツガツと打ち込んで来るのを
スルスルと軽く刀を当てて避けていく。
杏『……やぁあっ!!(あんな簡単にっ!!)』
「動揺するな!!剣筋が鈍ってる!!!
杏寿郎は力が強いのがいい所なんだから
絶対に迷うなっっ!!」
杏『はいっ!!』
カツンカツンと軽快な音が道場に響く。
槇『(指導も的確。杏寿郎のやる気を
無くさせないために
わざと刀を当てていなしてるな………。)』
「終わりか!杏寿郎っ!!
まだ私はここから動いてすら居ないぞっ!!」
杏『…はぁ、はぁ…まだだっ!!』
肩で息をしながらも杏寿郎の瞳はまだ諦めて居ない。
グッと足を踏み込みに向かっていく。
杏『………はっ!!!』
相変わらず響くのはカツリカツリと
木刀が軽く当たる音ばかり。
杏『…っ!!!(俺はこんなに弱いのか!)』
「…自分を疑うなっ!!お前は強いだろ!!」
その言葉に目の色を変えた杏寿郎。
すると今までで1番力強い斬撃が降ってきた。
杏『やぁぁっっ!!!!!』
「そうそう!ソレだよ杏寿郎!!!!」
ガスガスと交わる剣先は先程とは違い
音に重さが乗り気迫が2人を取り巻いていく。