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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第12章 炎の意志と呼吸


□儚いからこそ美しい


槇『ほう、美しい日輪刀だな。』

昼食を済まして3人は鍛錬を始めた。

柚樹からの日輪刀が硝子の様で美しいと
聞いていたのでそれを見ているところだった。


杏『綺麗ですね!刀身が透けていて硝子の様だ!』

「ありがとうございます。使用する呼吸事に
薄く色付くのでそれも気に入ってるんです。」

見てみますか?

そう聞くと やってみろ。 と言われたので
2人から離れ 刀に手を添える。



全集中 雷の呼吸 壱ノ型

「 霹靂一閃 」



雷の様な斬撃が2人の目の前を横切る。


槇『…。(威力速さ共に至高の域。)』

杏『…………。(なんて…。美しく力強い斬撃。)』


その姿に2人は唖然と立ち尽くす。


「見て下さい!刀身が黄色くなってますよ!」

すぐ消えちゃうので早く見て下さいっ!!
と、にこにこと日輪刀を持ってくる。

その可愛らしい姿と先程の姿は同一か?
と2人はよく似た顔で首を傾げた。

「…お二人共、どうしたんですか?」

槇『す、すまん。素晴らしい技だ。
刀の色変わりも実に美しい。』

「ありがとうございます!」

杏『むう、直ぐに色が抜けてしまうのだな…。
ゆっくり眺めていたい程美しいのに…。』

儚いものだ……。

という杏寿郎の顔は少し落ち込んでいる。


「杏寿郎、儚いからこそ、美しく見えるんだよ?」



そう言って慰めるに
中々に深い事を言う。と槇寿郎は感心する。


槇『人も物も儚さがあるからこそ
その一瞬が美しいく輝いて見えるものなのだ。』

しっかり覚えておきなさい。

そう言うと杏寿郎が元気よく はい!と返事をする。


槇『さあ。遊びは終わりだ。』

そう言って移動する槇寿郎の後ろを
お願いしますっ!と2人がトコトコと着いてくる。


槇『(…あぁ、2人とも愛い。
怒りたくない………。)』

杏『(儚いものは美しい!深いっ!!)』

「(お昼楽しくて食べ過ぎたな。)」


3種3様の想いを抱きながら
時間は過ぎていくのであった。




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