【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第28章 幸せな日常
柚「さあ、目を閉じなさい。
いつまでもダラダラと起きているなら
本当に食べてしまいますよ?いいですね。」
「はい。柚樹さんまた明日。」
柚「はい、。また明日も
僕達と一緒に笑っていて下さいね。」
また明日。そう言える日が当たり前になりますように。そんな願いを抱いて、は瞳を閉じた。
◆◆◆◆◆◆
柚「……あどけないですねぇ。」
あれから直ぐに寝息を立て始めたを、柚樹は幸せそうに眺めている。
柚「(きっと数刻後には腕から抜け出して
鍛錬して洗濯して…朝食を作って。
いったいは何時になったら
自堕落な所を見せてくれるんでしょうか…。)」
この可愛い寝顔を見れる時間は随分少ないものだな。とそれを少々残念に思いながらも、柚樹の口角は孤を描いている。
柚「君を閉じ込めて自分だけ覗きたいな。」
そんな事が出来たのなら、どんな心地だろうか。
きっとは驚いて慌てるだろうから、本当はそんな事を思っているのはちょっとした隠し事だ。
柚「けど、貴方の事です。…そんな事言っても
上手に逃げちゃうんでしょうね、きっと。」
を閉じ込めるなんて、物理的にも精神的にも恐らく叶わない願いなのだろう。だからこの隠し事は心底意味が無いがそれでも良いかと、そう思う。
柚「ふふ。…まぁ、それがらしいよね。」
それがらしい。
結局いつもの結論に至った柚樹はの額に優しく唇を落とし、そっと目を閉じた。