第28章 幸せな日常

「………あの、当たってます。」

柚「当ててるんだよ、わかって欲しくて。」

「わか…わかりましたから。」

柚「………次はもう我慢しないからね。」

足を絡めると、元気な自身があっさりバレたがもう全て今更だろうと、柚樹はの頭に顔をつけ優しい声色で囁いた。

柚「…が僕の生きる意味だなんて
そう思うくらい愛してるんだ。だから幸せそうに
いつも笑っていておくれ。」

笑顔の君と一緒にいられたら。それだけで自分の人生は上々で、最高に幸せなんだ。

柚「君を否定する何かなんて
僕が全部ぶち壊してあげるから…。
安心して真っ直ぐ進んでいればいいんだよ。」

もしも、の笑顔を崩す何かが現れたら。そんなもの、力ずくでねじ伏せてやろう。

「柚樹さんに言われると
………きっと大丈夫って…私安心するんです。」

柚樹の言葉はの心に真っ直ぐ届く。
それくらい、にとっての柚樹は絶対的な存在なのだろう。

「……助けてくれて、ありがとうございます。」

柚「ふふっ…こちらこそ。
僕達の所に来てくれてありがとうございます。」

あの時出会ったのが、この世界に来て初めて出会ったのが2人で良かった。そんな事を思うにこちらこそ。と心から告げた柚樹はを抱きしめて優しく背を撫ぜた。