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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第28章 幸せな日常


□隠し事 (桐生柚樹)




「………頭…痛い…っ…。」

柚「………あぁ、起きましたか?
………お水持ってきますから…寝てて下さい。」


あれから支心亭へと運ばれたは経過の観察も兼ねて、柚樹の部屋で寝かされていた。

「………覚えているぞ私は……。
なんて事だ………天元の天元さん大丈夫かな。」

柚「……それは明日本人に聞きなさい。」


頭を抱えるの首筋にひんやりとした水入れが当てられる。恐る恐る振り向くは今日の醜態をしっかり覚えているのだろう。

顔は見事な紅葉色で柚樹はそれクスクスと笑った。


柚「…ふっ、ふふっ。林檎みたいですね。」

「………覚えてるんですよ…もう嫌…。」

柚「頭はもう痛くないですか?
も辛かったでしょう…馬鹿ですねぇ。」

「……辛かったです…途中…ちょっとだけ
記憶が曖昧ですけど…凄い辛かったです。」


頭を抱え唸るの前髪を指で梳きながら、柚樹は身を屈めて真っ赤な顔を覗き込んだ。


柚「もう出来ますけど…
続き、してあげましょうか?」


柚樹が__ソっ。と肩を押すと、はわかりやすく抵抗して慌てて声をあげた。

「……っ!……まって、いや、あの!!」

嫌ではないが、今はちょっと待ってくれ。と慌て始めたを見て、柚樹はクスクスと笑う。

柚『くっ、くくっ…。可愛らしいね。』

どうやらはタチの悪い揶揄いをされたらしい。

「……か…揶揄わないでください……。
本当、自己嫌悪で死にそうなんですから。」

柚「ふふっ、ごめんごめん。
余りにも可愛かったから忘れられなくてねぇ。」

あやす様に声をかけやんわりと頭を撫でてから、柚樹は口の端を__にいっ。と、わかりやすく上げた。

柚「今晩は引く手数多のも
助平な事はお預けですよ?我慢できますか?」

「そうやって、また揶揄う…。」


揶揄いすぎだ。自分だって今回はかなり恥ずかしかったんだと口を尖らせるを柚樹は機嫌良さそうに見つめてからまたニタニタと笑う。

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