第28章 幸せな日常

柚「………せっかく典型的なご褒美かと
僕もちょっと期待したんだけどなぁ。」

義「……普通の量なら…そのご褒美になるよな？」

柚「多分ですが……我慢しきると思いますよ。
異常な量飲んでも接吻で大人しくなるんです。
………力加減出来ないだけで…それなりには
自我は保っていましたから……うーん。」


柚樹の言葉に義慈は目を見開く。


義「……え、あれ自我保ってたのかよ。」

柚「…ギリギリですけどね。たぶん。
天元君選んだ時点で少し自我あったんだと
思いますよ……普段の関係性からみて
その後、1番大人の対応出来るでしょうから。」

義「………あー、確かになぁ。」


まあ、一理あるなぁ。と呟いてから義慈は柚樹の方をチラチラと見つめながら独り言を装ってどうにか叶えたい願望をうわ言の様に言い放つ。