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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第28章 幸せな日常





「多分、そういうんじゃないんですよ。
義慈さんの匂いなんです。いい匂い…。」


そう言って、また義慈の胸元を嗅ぎ出したを見て義慈は何かを閃いたらしい。

そう言えば自分も優しい香りを嗅いだことがある。




義『あぁ、からする赤子の匂いと同じか。』

「え、私そんな匂いなんですか?」


自分の匂いは自分では分からないのだろう。今度はが自分の腕を嗅ぎ出した。

そんな様子を目を細めて見つめてから義慈はの頭に擦り寄るように鼻をつけた。


義『……柔けぇ甘い。優しい匂いがする。』


鼻先から伝わるの香り。
安心と共に、ゾクリと背が震える。

腕の中にいる幸福感と前とは変わった関係。
暗い部屋と暖かい布団、要素は全て揃っている。



義『……。(やべぇ。抱きたくなってきた。)』

「……自分じゃ分かんないもんですねぇ。」



義慈は呑気に呟くを__ギュッと抱きしめてから、唸るように声を上げた。



義『…あ”ー。勿体ねぇ。』

「…………え?何がですか?」



突然抱きしめられ、勿体ないと呟いた義慈にが理由を問いかけると、義慈は眉間に皺を寄せて悩ましいげにそれに答える。


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